メディア紹介
神社を守る セキュリティの現場から⑨ 2005.6.9中外日報
総合防犯設備士に聞く機器導入のポイント
外周等4点を検討 コストに見合う効果が大切
セキュリティハウス・センター 野間隆司
・・・・・・機器導入を検討する上で、具体的なポイントは何か。
野間 防犯は時間との勝負でもある。特に最近は犯罪の短時間化が顕著で、わずかな時間でも犯罪者に充分な余裕を与えることになってしまう。そのため、犯罪を未然ん委防ぐ手立てはもちろん、万一の場合により迅速な対応を可能にする対策も必要になってくる。
具体的には、我々が防犯機器の導入を提案する場合、主に外周、開口部、室内、対象物の4段階で検討を進める。外周から対象物にかけて警備の対象となる範囲は狭くなり、設置すべき機器や設置方法もそれに応じて変わってくる。
防犯機器の設置にかかる費用は、、数万円から百万円以上とシステムの内容によって幅があるが、決して安くはない。大切うなことは、費用に見合うだけの効果をあっげなければ意味がないということ。そのためにはどんなに小さな疑問や要望でも業者に投げかけ、納得がいくまでとことん交渉を重ねる必要があるだろう。
業者とこうしたキャッチボールの過程で、それぞれの条件に最適なシステム設計ができあがっていく。当社の話になるが、寺社の立地やご住職の要望などに応じたオリジナル性の高い柔軟なシステム提案が可能だ。
・・・・・・例えば、御社は数千種類の防犯機器を扱っている。機器の高性能化や多様化はユーザーも歓迎するとことだが、どれを選べばいいか判断が難しい。
野間 確かに、性能も価格も種々さまざまな防犯機器が市場に流通している。それぞれの機器の性能や特徴を理解するには、機器やサンプル画像などを実際に見せてもらうのが一番だ。業者と交渉を進めながらイメージを形にしていく、というのが理想のプロセスだろう。
最後に、当社では機器やシステムを導入していただいてからが本当のお付き合いの始まりと考えている。納入後のアフターフォローを重視しており、万一被害に遭われた際の見舞金制度なども完備している。