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老人ホームを安全運営 管理システム開発

 セキュリティハウス・センター(社長 岡崎 友亮氏、大阪)は、老人ホームを安全に運営するためのセキュリティシステム「老人ホーム管理システム」を開発、事業化した。認知症老人の無断外出を防ぐ出入り口管理システムを核にしたシステムで、老人ホーム、養護ホーム施設などに販売していく。
 セキュリティシステムは、出入り口管理システムと防犯・防災管理システム、カメラモニター管理システムなどを組み合わせたもの。出入り口管理システムは、施設の職員がワイヤレス送信機を携帯し、職員は扉やエレベータなど施設内を自由に出入りできるが、送信機を持たない老人が無断外出や危険な場所へ立ち入ろうとすると管理室に場所と異常を知らせるシステム。
 防犯・防災システムは火災時の消防署への自動通報システムをはじめ火災・ガス漏れ、侵入などを24時間監視するシステムで構成。このほか、エレベータ事故を未然に防止するエレベータ管理システム、カメラによる施設内の状態を管理するカメラミニターシステム、老人が気分が悪くなったり異常事態が発生した時に「非常用押しボタン」を押すことにより管理室へ連絡する非常連絡システムなどがある。
 同社は現在、防犯、防災システムの設計、施工、販売を行うセキュリティシステム専門店を全国に62店舗設立しており、今回の老人ホーム向けセキュリティシステムを積極的に売りこんでいくことにしている。

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鹿鳥 勝己 常務取締役

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