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参拝者の安全管理に防犯機器活用中外日報(2015年11月25日)セキュリティハウスセブネット
高齢社会を迎え、お年寄りが参拝する際の安全をどう確保するかは、寺社が取り組むべき大きな課題となっている。バリアフリー化によって参拝しやすい環境をつくる例もあれば、防犯機器を活用することで対応するケースもある。
奈良県宇陀市の真言宗室生寺派大本山室生寺は、20台前後の防犯カメラや赤外線センサーなどを利用し、参拝者の安全をしっかり見守る。同寺は古くから「女人高野」として信仰を集める一方、現在も秋の紅葉や春のシャクナゲなどが美しい「花の寺」として、幅広い層から親しまれている。
同寺の境内には、急な坂道も多く、過去には高齢の参拝者が転倒する事例もあったという。そのため、カメラやセンサーといった防犯システムを「安全管理システム」として活用し、参拝者に万一のけがや事故が起こることのないよう努めてきた。
もちろん、防犯システムとしての役割も重視しており、今月にはシステムのリニューアル工事を実施したばかり。多数の国宝・重要文化財を擁することから、窃盗や放火への備えも万全だ。
室生寺の防犯システムは、セキュリティハウスセブネット(神戸市灘区、宮崎裕樹社長)が設計・施工を手掛けた。同社は京都市山科区のセキュリティハウス・センターが全国展開する、防犯機器専門ネットワークに加盟する一社。この全国ネットには現在、北海道から沖縄までの137社が参加しており、寺社への納入・施工実績も豊富だ。
問い合わせは、セキュリティハウス・センター「SHネットワーク運営本部」∥電話075(584)6600∥まで。
(写真説明)「女人高野」として信仰されてきた大本山室生寺(奈良県宇陀市)
セキュリティハウスセブネット
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