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取り返しがつかない盗難火災の「万が一」中外日報2013.3.30 セキュリティハウス北東京
「備えあれば憂いなし」は防犯対策を考える上での大前提。寺社の場合も、脈々と受け継がれてきた伽藍や檀家らから寄進された寺宝にもしものことがあっては取り返しがつかない。盗難被害や火災から寺社を守るには、やはり万が一に備えた対策と日頃の心構えが必要だろう。
千葉県富里市の日蓮宗潮音寺は、火災に備えて数年前に炎センサーを導入。最近になって防犯カメラやワイヤレスタイプの押しボタン通報システムも採用し、炎センサーを含めた防犯システム全体の強化に取り組んだ。
防犯カメラなどを追加したきっかけは、老人宅を狙った押し込み強盗が近隣で相次いだためというが、炎センサーを設置した経験があったからこそ対応は素早かった。炎センサーは境内を網羅するように設置されており、これらと防犯カメラを組み合わせることで、より防犯効果の高いシステム構築を目指したという。
潮音寺の防犯システムを設計・施工した東京都豊島区のセキュリティハウス北東京(照井康平社長∥総合防犯設備士)では、「防火・防犯への意識が高いご住職ということもあり、既存の炎センサーを生かしたシステム強化を心掛けた点が評価いただけたのでは」と話している。
同社は、京都市山科区の㈱セキュリティハウス・センターが全国展開する防犯機器専門の販売ネットワークに加盟。この全国ネットには現在、北海道から沖縄までの132社が加盟し、各地の寺社の防犯対策サポートにも力を入れる。
問い合わせは㈱セキュリティハウス・センター「SHネットワーク運営本部」∥電話075(584)6600∥まで。