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2012.01.26 中外日報『携帯電話など活用で防犯も「見える化」」(21)』

中外日報(平成24年1月26日)「お寺と神社の防犯NOW(21)」(弊社提供連載)

携帯のスピーカーとも接続

中外日報(平成24年1月26日)

愛知県東部に位置する新城市は、天正3(1575)年に織田・徳川連合軍と武田勢が相まみえた「長篠の合戦」の古戦場を残す町として知られる。合戦の翌年に開創されたという曹洞宗桃牛寺は、長篠城跡から西へ7kmほどのところにあり、長篠城の城門を移築したと伝えられる山門には合戦の際のものとされる弾痕が今も残る。
 その同寺はこのほど、既存のセキュリティーシステムを一新する形で防犯態勢を強化。重点的に取り入れた防犯カメラと携帯電話を組み合わせることで、防犯の「見える化」を実現した。既存の機器を活用することで、費用の節約にもつながったという。
 カメラは、裏口などを中心に複数の場所に設置した。携帯電話からは、カメラ映像の確認はもちろん、境内に取り付けたスピーカー経由でメッセージを発することも。万が一、外出先などで不審者を見つけた場合は、電話口から威嚇したり周囲に知らせたりすることも可能だ。
 桃牛寺の防犯システムは、愛知県豊橋市のセキュリティハウスシントク(今泉有二社長)が担当した。防犯機器と携帯電話との連携など、同寺のニーズに応える一方、日常の使い勝手にも配慮しながら設計・施工を手掛けたという。
 同社は、京都市山科区のセキュリティハウス・センターが全国展開する防犯機器販売専門ネットワークの一社。セキュリティハウス社の販売ネットには現在、全国の133社が加盟している。

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