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2011.03.03 中外日報 『お寺と神社の防犯NOW 「iPad」を防犯に活用(10)』セキュリティハウスコア

中外日報(平成23年3月3日)「お寺と神社の防犯NOW (10)」(弊社提供連載)

いつでもどこでも不安解消

中外日報(平成23年3月3日)

仏像盗難や賽銭泥棒が相次ぐ中、近年ほど寺社の防犯態勢が問われている時代はないだろう。信仰の場としての精神性と荘厳さを維持しながら、だれもが安心してお参りできる寺社であり続けるには、どのような手だてを講じるべきか。寺社の危機管理を考える上でも大きな問いが投げ掛けられている。

「横浜七福神」の一つ寿老人を祀ることで知られる横浜市港北区の天台宗金蔵寺では、複数の防犯カメラを境内に設置するなどして数年前から対策に取り組む一方、昨年末には米アップル社のタブレット型多機能携帯端末「iPad(アイパッド)」を活用した最新の防犯システムも導入し、防犯機器の効率的な管理と運用を目指す。

このシステムは、京都市山科区のセキュリティハウス・センターが開発した「i-NEXT(アイネクスト)」。防犯カメラが撮影している映像をアイパッド上で確認したり、カメラの撮影アングルやズームイン・アウトの切り替えをアイパッドで行なうことができるため、外出時でも境内のリアルタイムの様子を把握することが可能だ。

「アイネクストを導入するまでは寺を留守にするたびに心配だった」と話す同寺住職も、導入後は外出時の不安が大幅に軽減されたという。アイパッドの大きな画面や直感的な操作感も使い勝手が良いといい、境内の防犯システムを一体的に活用する上で欠かせないツールとなっている。

金蔵寺の防犯システムを担当したのは、セキュリティハウス・センターが全国展開する販売ネットワーク133社の1社で、東京都中野区にあるセキュリティハウスコア(鶴井孝昭社長)。ネットワークには平成14年に加盟し、関東エリアで寺社仏閣などの防犯システムを手掛けている。

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