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メディア紹介
2010.11.25 中外日報 『お寺と神社の防犯NOWコストに換えられぬ大切な伽藍(9)』セキュリティハウス岡山
コストに換えられぬ大切な伽藍
中外日報(平成22年11月25日)「お寺と神社の防犯NOW (9)」(弊社提供連載)
20年ほど前から防犯機器活用
岡山市東区の高野山真言宗別格本山西大寺観音院。児島湾を経て瀬戸内海に注ぐ吉井川のほとりに位置し、毎年二月に営まれる奇祭「裸祭り」は全国的にも有名だ。
この祭りは正しくは会陽(えよう)といい、今からちょうど五百年前、室町時代の永正七年(一五一〇)に始められたとされる。本堂から投げ込まれる一本の宝木をふんどし姿の男たちが群れをなして争奪するさまは、文字通り勇壮。宝木を手にすることができた人はその年の福男とされることから、毎年たくさんの男衆が集う。
同寺の開創は奈良時代と伝えられ、境内には江戸時代に再建された本堂や三重塔、仁王門、弘法大師を祀る高祖堂、鐘楼門などの諸堂がその威容を誇る。今月三日には、会陽五百周年を記念して取り組んだ牛玉所殿(ごおうしょでん)の改修工事竣工を祝う落慶法要も営まれた。
そんな同寺では、境内の各所に防犯機器が設置され、伽藍の安全を静かに見守り続けている。炎センサーや赤外線センサーなどを設置、とりわけ火災対策に重点を置くのが特徴だ。
「大切な伽藍が灰じんに帰してしまっては取り返しがつかない。火災を未然に防ぐことができることを思えば多少のコストも安いものです」。同寺の坪井綾広副住職はそう話し、防犯機器を設置したことによる抑止効果を高く評価。防犯機器を活用し始めたのは二十年ほど前と古いが、現在では諸堂の護持と境内の安全対策に欠かせない〝脇役〟となっている。
同寺の防犯システムを設計・施工したのは、同市中区のセキュリティハウス岡山(小野真司社長=総合防犯設備士)。同社は昭和59年11月の設立で、地域密着のスタイルを継続しながら、一般住居から店舗、企業まで幅広い防犯ニーズに対応している。
同社は㈱セキュリティハウス・センター(本部=京都市山科区)が全国展開する販売ネットワークの一社。「セキュリティハウス」ブランドの販売ネットには現在、134社が参加する。