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メディア紹介
2009.08.25 中外日報 『寺社の防犯再点検 由緒ある霊場守るため(6)』セキュリティハウスケント
由緒ある霊場守るため
中外日報(平成21年8月25日)「寺社の防犯再点検 (6)」(弊社提供連載)
適切な防犯対策急務
先日放送されたNHKのテレビ番組によれば、全国各地の寺院からこの三年間で少なくとも、およそ二百五十体の仏像が盗まれたのだという。無住の寺院など、被害が判明しづらいケースもあるとみられ、この数字は氷山の一角として受け止めるべきかもしれない。
一方、京都の建仁寺や東寺での仏像盗難事件は記憶に新しいが、被害はこうした著名寺院のみに限らない。地方の寺社は人の出入りも少なく、狙われやすいとの指摘もあり、どの寺院においても仏像盗は"対岸の火事”で済ませられないのが現実だ。万一に備える上でも、適切な防犯対策が急務だろう。
長崎県佐世保市の真言宗智山派西福寺では、防犯カメラやさまざまな侵入検知センサーを組み合わせ、総合的なセキュリティシステムを取り入れている。お堂の内部にセンサーを設置し人の出入りを把握するほか、防犯カメラの映像は庫裡にいながら一元的にチェックできる仕組みだ。
同寺は「九州八十八ヶ所霊場会」の第七十六番札所で、地域の人たちからは「弦掛(つるかけ)観音」の愛称で親しまれている。本堂の裏手には、奇岩からなる岩屋があり、この洞窟は千年以上の昔から行者の道場とされてきたともいう。
防犯システムを導入したのも、由緒ある清浄な霊場を守り伝えていくため。まさに”備えあれば憂いなし”で、防犯カメラや検知センサーも普段は参拝者や来客を知らせる便利なアイテムとして活用されている。
西福寺の防犯システムは、長崎市のセキュリティハウスケント(尾花敏徳社長)が設計・施工を担当した。(株)セキュリティハウス・センターの全国ネットワークには昭和59年に加盟し、長崎県内全域をカバーしながら営業活動を展開。扱う防犯機器は、リースのほかレンタルも可能だ。
セキュリティハウスの全国ネットには現在、126社が参加。地域密着をモットーに掲げ、これまで述べ約1,100件の社寺から防犯システムが採用されている。