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2009.02.21 中外日報 『寺社の防犯パートナー 安全と安心を目指して(10)(最終回)』セキュリティハウス南国

安全と安心の両立目指して

中外日報(平成21年2月21日)「寺社の防犯パートナー (10)」(弊社提供連載)

“最適”システムを設計

中外日報(平成21年2月21日)

防犯機器に特化した販売網を全国展開する、(株)セキュリティハウス・センター(本部=京都市山科区)。“防犯のプロフェッショナル”にこだわり、昭和六十一年からネットワーク化の取り組みを始めた。現在は北海道から沖縄県まで百二十三社が加盟、それぞれが地域に根差した営業活動を推進している。

セキュリティハウス南国が施工した鹿児島神社その一社、鹿児島市のセキュリティハウス南国(若松喜八郎社長)は、平成五年の加盟。「侵入させない環境づくり」がモットーで、守備範囲は防犯診断から防犯システムの設計・施工、メンテナンスまで幅広い。

納入先の一つが、薩摩島津家とのゆかりも深い鹿児島神社(鹿児島市草牟田町)。鹿児島三社の一つに数えられる古社で、鹿児島湾内の小島に鎮座していたとの伝承から「海の神」とも呼ばれる。

同社では、防犯カメラや赤外線センサーを組み合わせて独自のシステムを設計。神社と参拝者の安全を確保するだけでなく、神木をはじめとした境内の自然や景観にも配慮した。

「境内の安全は保てても、お参りする方に威圧感や違和感を与えるようではいけない。安全と安心の両立を目指した」と話す若松社長。防犯カメラを目立ちにくいドーム型にするなど、機器の選択にも細心の注意を払ったという。

そのかいあってか、導入以前は周囲で頻発していた賽銭泥棒やいたずらも今では皆無に。同神社も「防犯システムを活用することで、快適にお参りいただける。参拝者をお迎えする神社としても非常に安心」と太鼓判を押す。

最適なシステム設計を通して、より参拝しやすい環境を――。“寺社の防犯パートナー”として同社が守り続けてきた基本理念であり、その姿勢は今後も変わらない。一方では、これまでの実績・経験・ノウハウを生かして新しい防犯システムの開発にも力を注いでおり、地域の防犯ニーズにきめ細かく対応していく考えだ。

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