侵入検知
ネットワークカメラ遠隔監視の問題点について
最近はネットワークカメラを利用した防犯カメラシステムが多く販売されています。
ネットワークカメラはコンピューターなどで利用されているインターネット通信を利用した映像配信が可能なカメラシステムです。ブロードバンド・インターネットが接続出来る環境であれば、カメラからの映像をiPadなどの通信端末で見ることが出来るシステムです。
カメラ映像を見る場合には、WebブラウザにカメラURLを入力してブラウザで見る方法や無料専用アプリをインストールして見る方法などがあります。
しかし、この2つの方法には欠点があります。
Webブラウザで見る方法は、カメラURL(https://~)を入力してネットワークカメラに接続して、ユーザー名とパスワードでカメラ映像が見えます。
カメラURLやユーザー名・パスワードを入力するということは通信端末にその情報が残ってしまうという事になります。情報が残れば他人が不正にURL情報・ユーザー名・パスワードを知ってしまう事になります。盗まれた情報でカンタンにネットワークカメラまで到達出来てしまいます。
ユーザー名は分かってもパスワードは****表示でブロックされているので大丈夫だと思われるかもしれませんが、破られる可能性はゼロではありません。
次に無料専用アプリの場合には、設定する時に各ネットワークカメラの接続情報を入力して、実際に映像を見る場合にはカメラURLやユーザー名・パスワードは表示されないアプリもありますが、端末に各種情報を入力して保存している訳ですから、情報が漏洩する可能性はゼロではありません。
又、この2つの方法の致命的な欠点は「紛失した場合には情報が全て漏れてしまう。」ことです。
当然と言えば当然です。全て保存しているデータは他人に漏れてしまいます。
このように最悪の状態を考えたセキュリティ性が高いシステムでなくてはならないと思います。
では、どうすればよいのでしょうか?
次回にご紹介します。