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倉庫が狙われている! トラック情報社2017.4.17
倉庫荒らし 前年比6.2%増
警察庁によると、2016年の倉庫荒らし件数は、6366件と前年比6.2%増加した。侵入窃盗の中で「事務所荒らし」や「店舗荒らし」は、13年6360件、14年6617件、15年5997件と増加しており、物流業者も注意が必要だ。
防犯設備士数が業界№1の㈱セキュリティハウス・センター(京都市)は、最近の倉庫荒らしについて、「廃材や配線材料などの金属材料や工具も現金目当てで狙われており、建物に入らなくても屋外にあるものが盗まれる被害が多発している。トラックや建設重機、自動車も対象。また、車内に置かれたままのパソコンや荷物、カーナビ、ナンバープレートなども盗まれている」と注意を促す。
また、狙われやすい倉庫については、「盗犯者は安全に容易に侵入し、確実に物品を盗むことができる倉庫を狙っている。例えば、道路から死角になっている、周囲が暗い、塀が高く一度敷地に侵入すると体を隠すことができる環境が最適なターゲット。周囲に民家などがなく、夜間周囲に人がいなくなる場所も狙われやすい」と話す。
対策としては、「まずは、敷地の中に侵入させないように、夜間でも遠方から「警備中」の文字が見えることで侵入の抑止効果を高めることができる。万が一、侵入しようとすると、大音量と光で威嚇するシステムや、人が来たら敷地内を明るくするセンサーライトもお勧めです」と話す。